先日ホームでミャンマーを相手に大勝を収め、次はアウェイでの試合に臨んだ日本代表チーム。
相手となったシリアはホームで試合ができる状況ではないため、会場は中立地のサウジアラビア。空席が目立つプリンス・アブドゥラー・アル・ファイサル・スタジアムでキックオフされた。
日本代表は鈴木彩艶がゴールキーパーを務め、最終ラインは菅原由勢、谷口彰悟、冨安健洋、伊東洋輝。ボランチに遠藤航と守田英正が並び、2列目には伊東純也、久保建英、浅野拓磨の3枚。ワントップに上田綺世が入る4-2-3-1でスタートした。
対するシリアはエースのオマル・アル・スーマーをワントップにした4-1-4-1で、遠藤と守田をマンマークで抑えて日本のポゼッションを遮断しようと試みる。
しかし33分、その赤い壁を日本が突き崩す。波状攻撃からのセカンドボールを拾った菅原由勢からのパスを、久保建英が中に入りながら受けて左足一閃。ゴール右隅に突き刺して先制点を決めた。
そして37分には伊藤洋輝のクロスからファーで伊東純也が折り返し、さらに上田綺世がシュート。追加点を奪取する。
さらに40分には久保建英のスルーパスから伊東純也がペナルティエリア右に抜け出し、グラウンダーの折返しを上田綺世が押し込む。これで日本代表は前半のうちに3-0と大きなリードを奪った。
1失点を喫してからのシリアは遠藤と守田へのマンマークが維持できず、アンカー脇や右サイド寄りのスペースにポジションを取る久保建英に付ききれず、そのため伊東純也も抑えられなくなるという悪循環に。その結果失点を重ねることになり、立て直しができなかった。
そして後半開始直後にはフリーキックから久保建英のパスを菅原由勢が強烈シュート。豪快にゴールネットを揺らし、スコアは4-0となった。
さらに82分には左サイドに移った伊東純也のクロスを細谷真大が合わせ、追加点。スコアは0-5となった。そして試合はこのまま終了。日本代表が大きなリードを保って勝利を収めることに成功している。
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なお、日本代表はこのあと1月1日にタイとの親善試合を行い、その後アジアカップ本大会へと臨む予定となっている。その相手は14日にベトナム、19日にイラク、24日にインドネシアだ。