25日に行われたアジアカップのグループステージ第3節で、マレーシアを相手に3-3と引き分けてしまい、バーレーンに次ぐ2位になった韓国代表。 

グループステージ3試合を通して1勝2分けと無敗であったものの、攻撃面では得点こそ取れているが内容に乏しく、守備では6失点を喫するなど不安定な状況が続いていた。

『xportsnews』は以下のように書き、守備陣のバランスがカウンターを防げる状況になっていなかったと指摘。戦術的な約束事が統一されていないことを批判した。

「守備は凄まじく崩れた。サイドバックが高く上がった状況でカウンターを許し、相手は楽にボールを持ち上がることができた。

キム・ミンジェとキム・ヨングォンが相手の攻撃陣をなんとか牽制してサイドバックの戻りを待つ場面が繰り返され、選手の体力は速く枯渇していった。

詳細な戦術が不足しているというクリンスマン監督の弱点が再び現れた試合だった。チョン・ウヨンの先制点も、2点目のフリーキックもイ・ガンイン個人の力だった。『やれよサッカー』と言われることも理解できるほど、競技力は最悪に近いものだった」

さらに、そのユルゲン・クリンスマン監督が攻撃陣に自由なサッカーを求めていることがチームに最悪のクオリティをもたらしている…とも指摘した。

「クリンスマン監督のサッカーは『やれよサッカー』と要約されている。ソン・フンミンやキム・ミンジェ、イ・ガンインらヨーロッパでプレーしている中心選手たちの技量を存分に見せることを求める、いわゆる自由なサッカーだ。

それに対してサッカーファンが考えた愛称が『やれよサッカー』だ。逆に言えば、監督の戦術的な能力が全く見えないという意味でもある。

多くのサッカーファンや国民が今回の大会に向けて心配していたが、懸念の通り最悪のクオリティだけがずっと見られている」

日本代表、アジアカップ優勝へ「逆襲の鍵を握る」5名の選手

イ・ガンインやソン・フンミンなど間違いなく攻撃陣は歴史上最強クラスの選手が揃っている一方、武器となっているのは個人の一瞬の輝きのみで、それが連動していない…野放図に繰り広げられているサッカーに批判が集まっているようだ。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介