24日にアジアカップのグループステージ3試合目を終え、2位でラウンド16進出を決めた日本代表。ただ、ベトナム戦ではリードを許し、イラク戦ではまさかの敗北を喫するなど、決して調子は良くない状態が続いている。
グループDで2位になったことから、決勝トーナメント1回戦の相手はグループEの1位。現在の状況で言えばヨルダンか韓国と対戦することになる。
その韓国の『Footballist』では、今回の日本代表の戦いぶりについて以下のように分析していた。
「結局は勝利で終わったものの、虚しさが強く残ったものだった。日本はこの日も失点を許した。ベトナム戦、イラク戦に続き、計5失点だ。
しかもその全てはペナルティエリアの中でシュートを許したもの。ミドルシュートのような予想外のものではなく、全ては守備の不安定さから生まれた。その組織はめちゃくちゃで、何よりゴールキーパーの取り組みが不十分だった。
決勝トーナメントでそれが変わるとも期待しにくい。インドネシア戦では少なくとも無失点で仕上げなければならなかったが、不安感を消すことなくラウンド16に向かう。
予想される相手はヨルダンか韓国。どちらも過去2試合で複数ゴールを決めているチームだ。ヨルダンはマレーシアに4ゴール、韓国に2ゴール。韓国はバーレーンに3ゴール、ヨルダンに2ゴールを決めた。
今のような日本代表の守備であれば、無失点で終えることは考えにくいものだ」
また、『Interfootball』も日本代表の守備の問題点を指摘しており、ゴールキーパーの経験が不足しているとも分析している。
「アジアカップの決勝トーナメントを控えた日本の門が、あまりにも緩い。最後の失点でまだ虚しさが残った。日本は今回のグループステージ3試合で守備の堅さを見せていない。
第1節のベトナム戦では複数の失点を許して敗北の危機に追い込まれ、イラク戦でも2失点をして敗れた。森保一監督と選手たちはインドネシア戦でのクリーンシートを期待していたが、また最後に失点した。3試合で5失点を喫している。
守備陣には冨安健洋が怪我から復帰したが、ゴールキーパーに関する不安感は相変わらずだ。Aマッチの経験が足りない選手たちで構成され、鈴木彩艶がゴールマウスを任されているが、ずっと残念なプレーを続けている。
この日の試合の失点シーンも、より安定感があるゴールキーパーであればセーブが期待できるものだった。
日本が5失点を喫した3試合で、受けた有効シュート数は7回のみである。決定力がより高いチームを迎えるトーナメントでは致命的な弱点になるだろう。
日本はラウンド16でグループEの1位と対戦する。今そのポジションにいるヨルダンは2試合で6ゴールを決めているチームだ。そして韓国はソン・フンミン&ファン・ヒチャンがまだ本格的に始動していないにもかかわらず5ゴールを決めている」
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相手がヨルダンか韓国かはまだ決まっていないが、日本代表は決勝トーナメント1回戦でこの屈辱の評価を覆すことはできるだろうか。鈴木彩艶のブレイクにも期待したいところだ。