25日に行われたアジアカップ2023・グループステージ第3節の結果、日本代表がラウンド16で対戦するチームはバーレーンに決定した。
ここまで勝点4ながらも得失点差で2位となっている韓国は、いまだ勝点0で最下位に沈んでいるマレーシアとの対戦。
韓国が圧倒的な優位であると予想されており、そのとおりに21分で試合が動く。左からのコーナーキックをチョン・ウヨンがヘディングで叩き、ゴールの中でキーパーにはじき出されたもののVARで得点が認められた。
早い時間に先制した韓国であったが、ここから力を見せたのはマレーシアであった。
後半開始からまもなく、ファン・インボムからマレーシアのFWダレン・ロクがボールを奪ってショートカウンターに持ち込む。彼はシュートまで持ち込めなかったものの、サポートしたファイサル・ハリムがペナルティエリア左の角度のないところから見事なシュートを決め、同点弾を奪う。
さらに59分にはクロスボールをマレーシアのFWアリフ・アイマンが触ったところをソル・ヨンウがチェックし、足を蹴ってしまう。
このプレーがVARオンフィールドレビューの末にペナルティキックと判定され、アリフ・アイマンが冷静なシュートで逆転ゴールを決めた。
このままでは3位に転落してしまう韓国は選手を入れ替えながら反撃を狙い、83分にイ・ガンインの直接フリーキックから同点に追いつく。シュートをGKハズミが弾いてクロスバーに当たり、それがさらにハズミに当たってゴール…という珍しい得点であった。
そして後半アディショナルタイムには途中出場のオ・ヒョンギュが倒された場面がVARの末にPKと判定され、ソン・フンミンがゴール左に沈める。
これで試合が終わるかと思いきや…アディショナルタイム15分にマレーシアが同点弾を奪取。途中出場のロメル・モラレスがペナルティエリアのわずか外から素晴らしいシュートをゴール右隅に決め、試合は3-3で終了した。
そして一方、韓国と並んでの勝点4ながら得失点の差でグループ首位に立っていたヨルダンは、勝点3のバーレーンと対戦した。
前節は韓国を相手に2-2と追い詰めたヨルダンであるが、この試合では34分にバーレーンのアブドゥラー・ユースフに先制点を許してしまい、ビハインドの状況をひっくり返せないまま試合が終了した。
その結果、なんとか勝点を6に伸ばしたバーレーンがグループ首位に。2位には勝点5の韓国が、3位には勝点4のヨルダンが入ることになった。
そしてこれによって31日に行われるラウンド16の試合はなんと予想されていなかった「バーレーン対日本」というカードとなった。