「22」の意味―これからも野心を持ち続ける、挑戦し続ける

――歴代最強とも言われる今の日本代表を羽生さんはどう見ています?

間違い強くなっていると思います。

僕がちょっと思うのは、日本人はおそらく「力を合わせる」みたいなところはものすごく強みだと思うんです。チームのためにとか、団結してとか。そういうのはもともと遺伝子レベルと言っていいのか分からないですけど大事にしていますし、得意なんだと思います。

で、そういうメンバーたちが、個で海外へ出て行っているじゃないですか。海外で個として活躍していて、そのレベルにある選手たちがまた日本へ戻ってきて代表になっている。

チームとしてさらに良くなっているというか、個で勝負できる選手が和も重んじていうことになれば、ワールドカップでもっと上に行く明確なチャンスがあるんじゃないかと最近思っています。

――ちなみに、ご自身の会社の名前が「AMBITION22」。22はおそらく現役時代の背番号だと思うのですが、プロ初年度の2002年から22番をずっとつけていたのはどういった理由からですか?

最初に渡されたのがたまたま22番だったんです。でも、僕の誕生日が12月22日で、22歳の時にプロになってと。偶然もらった22番だったんですが、すぐに気に入りました。

それなりに試合に出場して「一桁の番号にするか?」と聞かれたんですが、「いやこのままで全然いい」と伝えて、結果的にこだわってずっとつけていたという感じです。

オシムさんから「常に野心を持ちなさい」とか「もっとチャレンジしなさい」と言われていたので、22番はこれからも野心を持ち続ける、挑戦し続けるみたいな意味合いで会社名にもつけました。

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