各メダルの表面はオリンピック・パラリンピックのどちらも「六角形」だが、裏面は大会ごとにデザインが異なる。

青いリボンのオリンピック用(左側)には「ギリシャ神話の勝利の女神ニケとエッフェル塔」を、そして赤いリボンのパラリンピック用には「真下から見上げたエッフェル塔」を、それぞれデザインしている。

女神ニケの名は英語表記だと「Nike」。フランス代表のキットサプライヤーでもあるアメリカのスポーツブランド『Nike(ナイキ)』の社名の由来となったもので、スウッシュと呼ばれるロゴマークもニケの彫像の翼がモチーフだ。

そしてエッフェル塔にもサッカーと共通点がある。サッカーの世界でエッフェル塔と言えば、あのチームしかない。

今夏の五輪の開催地パリを本拠地とする強豪パリ・サンジェルマンだ。1970年に創設されたPSGは、1972年に初めて赤いエッフェル塔をデザインしたエンブレムを使用した。

現在のエンブレムは2013年から使用しているもので、クラブを保有するカタール・スポーツ・インベストメント側の要望で若干のデザイン変更がなされている。

そしてPSGのエッフェル塔はエンブレムだけではない。実はユニフォームに直接デザインしたこともあるのだ。

PSGは1990-91、1991-92の2シーズンのホームユニフォーム(当時は白がホームだった)に、エッフェル塔をダイナミックに描いている。

上記画像は91-92シーズンモデルの復刻レトロユニフォームだが、サプライヤーのNikeロゴが無い点を除いてはほぼ忠実に再現している。左肩からタスキのように描くエッフェル塔がアート的だ。実はPSGの来季(2024-25シーズン)のアウェイユニフォームには、この大胆なエッフェル塔デザインが33年ぶりに復活すると噂されている。

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パリ五輪イヤーに登場する新ユニフォームのデザインがパリの象徴エッフェル塔。噂が真実なら狙ったとしか思えない絶妙なタイミングだ。

1924年以来100年ぶりにパリで行われるオリンピックは2024年7月26日に開幕。メダルの製造を担当するパリ造幣局では、大会までに約5,000個のメダルを用意するという。

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