前田大然

アジアカップ準々決勝のイラン戦に続き、左サイドで先発した前田大然。所属のセルティックでも最近はここを定位置にゴールを積み重ねている。

三笘薫が怪我で不在とはいえ、中村敬斗が招集されたポジション。彼がスタメンだと予想する向きも強かったが、実際は前田が先発し、しかも試合でのプレーはアジアカップ後の成長を十分に感じさせるものだった。

以前の前田は左サイドでもエリアに近いハーフスペースでのパターン化された仕掛けが目立っていた。しかし最近はプレーのレパートリーが増え、よりライン際の位置でボールを持つことも苦にしなくなっている。

もちろん、世界屈指と言えるチェイシングやプレスバックも健在。「NEW前田大然」として進化の途上にある26歳は、再び日本代表でも重要な役割を担っていきそうだ。