10日に行なわれたUEFAチャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン対バルセロナは、2-3という白熱のスコアで終了した。
ルイス・エンリケとチャビ・エルナンデスという元バルセロナのチームメイト&師弟対決ということもあって大きな注目を集めた試合は、どちらも現在の力を発揮した内容となった。
その中で素晴らしい存在感を見せたのは、バルセロナで今年大ブレイクを果たしているディフェンダーのパウ・クバルシ。
2018年からバルセロナの下部組織でプレーしてきたセンターバックで、スペインの各年代の代表チームで活躍し、最終ラインからの素晴らしいビルドアップを持つとして高い評価を受けてきた。
そして今年1月のコパ・デル・レイでトップチームにデビューすると、すぐさまチャビ・エルナンデス監督の信頼を獲得し、バルセロナの最終ラインに欠かせないタレントとなった。
今回のパリ・サンジェルマン戦でも先発出場して勝利に貢献したが、これは実はUEFAチャンピオンズリーグの記録を破るものであった。
バルセロナの公式サイトによれば、これまでUEFAチャンピオンズリーグの準々決勝で先発出場したディフェンダーの最年少記録はCSKAモスクワのゲオルギ・シェンニコフで、それに次ぐのがラファエル・ヴァランであったとのこと。
ただ今回のパウ・クバルシはなんと17歳と79日という年齢であり、最年少記録を大幅に更新するものになったそうだ。
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クバルシは3月にスペイン代表でも「歴史上最年少デビューを飾ったディフェンダー」となっており、数々の記録を次々の更新している状況である。
なお、このパリ・サンジェルマンとのアウェイゲームにはパウ・クバルシの父親も駆けつけており、『Sport』によれば息子の姿が書かれたゲートフラッグを掲げて応援していたそう。