バルセロナは21日に行われた宿敵レアル・マドリーとのエル・クラシコに2-3で逆転負けした。

前半にはラミン・ヤマルのシュートをレアルGKアンドリー・ルニンがかき出した場面があったが、ゴールラインを割ったのか非常に微妙だった。

ただ、リーガにはゴールラインテクノロジーがなく、VARで確認するはめに。結果として得点は認められず、バルサGKマーク=アンドレ・テアシュテーゲンは「ゴールラインテクノロジーについては言葉がない。いい角度でチェックできないなんて…。サッカー界の恥だ。他のリーグにはある。サッカー界では大金が動いているのに、大事なことには金がない。恥ずべきだ」と酷評していた。

そうしたなか、『BBC』は、「バルサは“幻のゴール”をめぐって、法的措置の可能性」と伝えた。バルサのジョアン・ラポルタ会長はレアル戦のVAR判定をめぐって法的措置を講じる可能性を示唆したという。

ヤマルのゴールが正当だったという証拠があれば、レアルとの再試合を求める構えだそう。

ラポルタ会長は「バルセロナの会長として、世界で最も重要な試合の翌日に、VARのようなツールの悪用が議論を支配していることへの不満を表明したい。私はVARの大ファンではない。サッカーの自発性を奪ってしまうからだ。だが、VARがあるのだから、不公平な判定につながりかねないミスを防ぐために活用すべきだという考え方は支持している。ミスを発見した場合には、法的措置を含め、修正するために必要な措置を講じる。正当なゴールであった場合は、ヨーロッパの試合でVARのミスが起きた時のように再試合を要求することもありえる」などとの声明を発表している。

また、ラポルタ会長はスペインサッカー連盟(RFEF)にVARの音声と映像の提出を要請。RFEFはVARの音声を公開したものの、ボールがゴールラインを割ったという影像や画像はなかったとしている。

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なお、ベルギーではVARのミスがあった試合が再試合になるという出来事が起きている。

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