誰にでも起こりうる病気に注意を
───いま日本では溶連菌感染症が拡大傾向にあります。ご自身の経験から読者のみなさまに伝えたいことがあれば教えてください。
正直ただの風邪かなぐらいで、こんなに重くなるとは思っていませんでした。(溶連菌感染症は)普通の人がなる病気なんだと思いました。
「子どもの病気じゃん」と僕も親に言われましたけど、誰にでも起こりうる病気で、防ぐ術は手洗いやうがいの徹底しかないみたいです。なので、コロナがいまはあんまり騒がれていませんけど、手洗いうがいをしっかりしてほしいなと思います。より一層僕も自分で気をつけようと思いました。
───今回大きな困難を一つ乗り越えましたが、これからリーグ戦もまだまだ続きます。目標を教えてください。
まずはチームの目標である(東海リーグ)1部残留ができるように。あと個人的にはまだ得点王を取ったことがなくて、去年は最終節まで争って取れませんでした。個人的なタイトルも目指したいと思います。
ただ、日本代表(筆者注:日本選抜とは別)に入ってワールドカップで戦いたいというのが個人的には1番の目標です。
僕はサッカー王国と言われている静岡県清水市清水区出身なので地元を盛り上げたい。7人制サッカーはマイナーな競技ですけど、”日本代表のサッカー選手”は地元の光になるような存在なので、そういうところで地元を元気にできるような選手、子どもに憧れられるような選手になりたいと思います。
取材後、吉川は「ソサイチをもっと知ってほしい」と語った。7人制サッカーであるソサイチは競技参加のハードルの低さに反して、フットサルやサッカーと比べると知名度がまだまだ低い。ソサイチの素晴らしさを広めるため、「サッカー王国・清水」発、捲土重来(けんどちょうらい)を期す吉川慶の挑戦はまだまだ続く。
引退後はカフェ店長。酒井高徳の弟、元プロサッカー選手酒井高聖さんが始めた「僕と僕の兄ちゃんが好きなもの」
吉川が所属するRICO PUENTE FCは27日(土)、リーグ戦でのTOKISAI SHIN ANJOと対戦する。
【Qolyインタビュー】J2ジェフユナイテッド千葉DF岡庭愁人が母校の先輩からもらった言葉…未知のコンバートを乗り越え「熱くて、強い選手になる」