日本と同じようにイタリアでも5月第2日曜が「母の日」とされている。
そうしたなか、ACミランなどセリエAの7チームは、選手たちが母親の姓・名前を背負ってプレー。背中のユニフォームネームが普段とは違っていた。
ミランによれば、これはセリエA初の試みだそう。2022年、イタリアの憲法裁判所は父方の姓を自動的に子供に帰属させる規則は差別的だと判断し、両親に子供の姓を選択する権利があると法律が改定された。
ミラン選手たちが母親の姓を背負った11日のカリアリ戦では、スタジアムでのメンバー発表の際に父方だけでなく母方の姓も付け加えられたそう。
ミランのCEOは「子供の姓を選択する平等な権利についての国民の意識を高めるために、母の日にこの取り組みを行えることを嬉しく、また誇りに思う」、キャプテンであるダヴィデ・カラブリアも「人間的、職業的な成長において、母は最も重要な人物だった。母はすべてを犠牲にして、犠牲と献身の精神を教えてくれた。その姓でピッチに立つことは大きな誇り」と話していた。
なお、試合は5-1でミランが快勝している。