今シーズン終盤になって調子を上げている日本代表MF鎌田大地に対し、2つのクラブが関心を強めているという。
『Corriere della Sera』によれば、その一つはなんと現在鎌田が所属しているラツィオにとって最大のライバルであるASローマ。
今季ジョゼ・モウリーニョ監督を解任してダニエレ・デ・ロッシ氏を新指揮官に据えたクラブは、新たな体制の下で選手の入れ替えを進める予定だという。
特にモウリーニョ体制で獲得されたものの影響力を発揮できなかったレナト・サンシェズやフッサーム・アウアールらに変わる中盤の選手を求めており、その候補の筆頭として鎌田に注目しているとか。
鎌田とラツィオの契約は今季限りとなっているため、夏のマーケットでは移籍金が発生せずに獲得が可能な状況である。
また『Il Messaggero』によれば、鎌田大地には現在イングランド・プレミアリーグのクリスタル・パレスからの打診があるという。
クリスタル・パレス側は年俸350万ユーロ(およそ5.9億円)を提示して鎌田の引き入れを狙っているとのこと。
それを受けて鎌田側はラツィオに対して給与が増額された新しい条件を要求しており、交渉を進めているという。
もしラツィオが給与の増額を認めなければ、鎌田はフリーでクリスタル・パレスに移籍することを検討する可能性があるとも。
クリスタル・パレスは鎌田がアイントラハト・フランクフルトに所属していたときに監督を務めていたオリヴァー・グラスナー氏が率いており、その関係もあって獲得を検討していると言われる。
鎌田大地も続け!「フランクフルトを経てビッグクラブ行き」のスター10名
鎌田は3月に就任したイゴール・トゥドール監督の下で活躍を見せており、本人はラツィオへの残留を希望していると伝えられる。
ラツィオのSDを務めるファビアーニ氏も「鎌田の側近は彼が100%ここに残ると保証してくれたが、その考えが変わるかどうかはわからない。我々は待っている状況だ」と話しているそう。