現在パリ・サンジェルマンに所属しているコスタリカ代表GKケイロル・ナバスが、元従業員に訴えられたとのこと。

『AS』によれば、ナバスを訴えたのはかつてナバスの家で従業員として働いていたという人物だそう。

元従業員の訴えによれば、彼はナバスの下で正式な契約を結ばれないまま週90時間の労働をさせられ、月3200ユーロ(およそ54万円)を支払われていたという。

さらに住居としては窓のないジメジメした地下室を与えられたほか、20ヶ月の雇用期間中に社会保障制度への登録が行なわれなかったとのこと。

また、ナバスは元従業員に対して武器の所持を強要したほか、従業員が調達したショットガンを家の中庭で娯楽として使っていたという。

元従業員はナバスに身分の正規化を訴えたものの、ナバスは「君はフランスの法律の下で働いているわけではない。私のルールに従って働いている。フランスの契約はない。給料は現金で支払う」と説明し、雇用契約を結ぶことを拒否したそうだ。

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原告側の弁護士を務めてるヤシン・ヤクティは「現代の奴隷制に近い事実である。たとえサッカーのスター選手であろうとも、すべての法律から免除される権利はない」と主張しているよう。

ケイロル・ナバスは今夏パリ・サンジェルマンとの契約が満了になるため、6月30日を持ってフリーエージェントになる。果たしてこのあとどのような動きを見せるだろうか。

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