現地時間11日、アメリカ遠征で同じパリ五輪出場国のU-23アメリカ代表と対戦し、2-0の勝利を収めたU-23日本代表。
開始直後に斉藤光毅が獲得したPKを藤尾翔太が決めて先制すると、後半に三戸舜介のシュートのこぼれ球を細谷真大が押し込んで突き放した。
守備でも、小久保玲央ブライアンや高井幸大の好守などでアメリカにほとんど決定機を作らせず。本大会に向けて手ごたえを掴む一戦となった。
ただ、この試合でキャプテンマークを巻いた藤田譲瑠チマにとっては満足できる内容ではなかったようだ。試合後のフラッシュインタビューではこのように話していた。
「勝てたことはよかったですけど、自分自身は(ボールを)奪った後の1プレー目がミスになってしまうシーンが多かったのでそこは直したいです。チームとしてももう少し強度高くやっていかないとオリンピックは難しいかなと思うので、そこら辺はオリンピックで修正できたらいいなと思います」
前半はアメリカにほぼ何もさせなかったものの、後半は相手に剥がされる場面も目立った日本。細谷の追加点が生まれる69分までは勝敗がどちらに転んでもおかしくない展開だった。
藤田自身、40分と68分に決定機を迎えたが、いずれもわずかにゴールマウスをとらえることができず。「ああいったところで、決めきれないときつくなってしまう試合展開が多くなっていくと思うので、そこら辺は直していきたいなと思います」と反省の弁を口にしていた。
試合の入りから日本の良さが目立ったことについては「アピールしたい選手が多くいた中で、そういった選手たちがエネルギッシュに戦ってくれたことで良い流れになっていたかなと思います」と語った藤田。
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「まずは自チームに戻り、いい準備をして最高のパフォーマンスで呼ばれるように頑張っていきたいです」と、五輪のメンバー入りに向けて改めて気を引き締めていた。