守護神の負傷離脱で暗雲漂うイスラエル

MFオスカー・グローフ

グループD最終戦のイスラエルは暗雲が立ち込めている。オーバーエイジ(OA)枠(23歳以下の五輪メンバーに、23歳以上の選手を最大3選手加えられる枠)で招集していたドイツ1部バイエルンGKダニエル・ペレツがハムストリングを負傷したため、大会不参加が決定した所属チームが発表した。

さらにイスラエルメディアの『isport』によると、イスラエル1部ハポエル・ベエルシェバGKニヴ・エアリシが18日に行われたイスラエル1部マッカビ・ペタク・チクヴァとの練習試合で負傷したため、復帰まで2週間がかかる見込みだと伝えた。

相次ぐゴールキーパーの負傷により、本大会はイスラエル1部マッカビ・ネタニヤGKオメル・ニラオンが出場する見込みであり、ガイ・ルソン監督は「ケガなく終わりたいと思っている。飛行機に乗る前日まで、みんなが健康で飛行機に乗ってほしいだけだ」と同メディアの取材で語っている。

このためゴールキーパー陣の相次ぐ離脱で守備面に不安を抱えるが、中盤から前線はタレントがそろっている。オーストリア1部レッドブル・ザルツブルクMFオスカー・グローフは今季リーグ戦29試合7得点15アシストとチャンスメイカーとして君臨し、高精度のパスからのチャンスメイクや2列目の飛び出しなどは日本にとって脅威になる可能性が高い。

OA枠ではベルギー1部ヘントの守備的MFオムリ・ガンデルマンの招集に成功。188センチの高身長と鍛えられた肉体を駆使した守備が持ち味であり、刈り取るようなタックルやインターセプトから素早くパスをつないで、イスラエルのポゼッションを回復するキーマンとなっている。

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GK問題が浮上するまではグループDでは最もバランスが取れた編成となっていたが、守備面に大きな爆弾を抱えている。この欠点を突く形で日本は優位に試合を運びたいところだ。

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