J1のサンフレッチェ広島は2日、スタンダール・リエージュ(ベルギー)に所属する元日本代表MF川辺駿を完全移籍で獲得することが基本合意に達したと発表した。
広島は今夏、川村拓夢と大橋祐紀がヨーロッパ挑戦のために退団。一方で先月、元U-21ドイツ代表MFトルガイ・アルスランを獲得し、そこへ川辺が加わることになった。
現在28歳の川辺は、地元であるサンフレッチェ広島のユースからトップ昇格しデビュー。2021年にスイスのグラスホッパーへ移籍し、昨夏には2027年夏までの4年契約でスタンダールに加入していた。
スタンダールでは昨季37試合7得点9アシストを記録していたが、クラブは巨額の負債を抱えており給与の未払い問題などが発生していると報じられていた。
そうした事情もあり、契約を3年残した状況ながら3年ぶりに広島へと復帰することになった。
広島の公式サイトには、川辺の喜びの声が掲載されている。
「サンフレッチェ広島という大好きなクラブ、自分の育ったクラブからオファーをもらい、またこのエンブレムを付けてプレーできることを嬉しく思います!
自分のキャリアの中で間違いなく1番大きな決断になりました!年齢やパフォーマンス面でもこれからくるピークをこのクラブのために闘いたいと思いました!エディオンピースウイング広島で会えるのを楽しみにしています! 」
サンフレッチェ広島ユースが輩出した「地元出身」の最高傑作6名
今後はメディカルチェック等を経て正式契約が結ばれる予定だという。