現在、世界各地で行われている2026年W杯に向けた予選。

本大会出場国は32から48に増えるが、王国ブラジル代表は南米予選で苦しんでいる。ここまで3勝1分4敗と黒星が先行しており、10チーム中5位に低迷しているのだ。

そうしたなか、元日本代表DF吉田麻也は、『Tokyo FM』の「吉田麻也の切り替えて行こう!」でこう話していた。

「ブラジルが苦戦しているのは、あらためて南米予選は難しいなと思います。順位表を見ても、勝点差2のなかに5チームがひしめく、そのなかにブラジルもいれば、標高が高いボリビアもいれば…みたいになかなか油断できないチームが揃っているんですよね。

なんだかんだで、ブラジルは帳尻を合わせてくると思いますが、ブラジルさんも吉田に心配される筋合いはないって感じだと思うんですけども…。

ただ、僕はコパ・アメリカの試合をAmazon Primeさんで解説させていただいて、ロサンゼルスで行われた試合を見たときに、確かに個の選手はものすごいなと思うんですけど、チームとしてなんか個の選手がどうするかだけ…と感じました。

なので、いまはどんどんサッカーも変わってきて、いろんな強いチームも戦術だったり、選手の配置を工夫していて、なかなか大差がつきづらいサッカーが多くなっているなかで、どこもチームとして固く守れば、そんなに大崩れしなくなってきたなと。

ブラジルも(対戦相手に)後ろのスペースを埋められて、なかなかスペースがないなかで崩せない時間で…結局、その試合は結局引き分けだったのかな。

これは枠が増えたとはいえども、南米予選はかなりタフだなと。多くの選手がヨーロッパのビッグクラブでプレーしているので、日本以上に移動が大変なんだろうなと思いますし…」

吉田は、6月にカリフォルニア州で行われたコパ・アメリカのブラジル対コスタリカ戦を現地で解説した(0-0の引き分け)。

ネイマール引退後にブラジル代表の10番を継承しうる5人

ブラジル代表は選手の個はすごかったものの、個に依存したチームだと感じていたようだ。

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