イタリア紙『Corriere della Sera』は1日、イタリア人審判員ファビオ・マレスカ氏が、試合中の脅迫行為の疑いで、セリエAの審判員としての資格を1か月間停止され、2日に実施されたUEFAチャンピオンズリーグPSV対スポルティングCPの試合でも審判団から外されていたと報じた。
同氏は主にイタリア1部セリエAなどで主に審判員として活動しており、イタリアサッカーファンの間では「名物審判」として知られている。
マレスカ氏は自身が主審を務めた先月27日のクウェート・プレミアリーグ、アル・クウェート対アル・アラビの試合において、アル・アラビの選手であるハリド・アル・ムルシェドに対し「お前を殺す」と発言した疑惑が出ている。
試合後、ムルシェド選手とクラブはマレスカ氏を刑事告訴しており、これを受けて、セリエAの審判員選定の責任者であるジャンルカ・ロッキ氏は近日中に正式な処分を下すと語った。
なお、同氏は過去に元インテル監督のアントニオ・コンテ氏(現ナポリ監督)や元ACミランFWズラタン・イブラヒモヴィッチ氏などから暴言を浴びせられたとしてトラブルになっている。疑惑のジャッジで度々選手から暴言を浴びせられる同氏だが、今回は自ら暴言を放ってしまったようだ。