27日、オランダ・エールディビジの第10節でFCユトレヒトと戦っているフェイエノールト。日本代表FW上田綺世(26)は、ベンチ入りのメンバーからも外れた。
上田は23日に行われたUEFAチャンピオンズリーグのベンフィカ戦でCL初ゴールを記録。それまでゴール数を伸ばせず各方面から批判を受けていたが、それを吹き飛ばす活躍ぶりだった。
ただクラブによると、上田はケガでユトレヒト戦のメンバー外になったとのこと。各メディアも「ケガ」もしくは「コンディション不良」とだけ伝えており、詳細は明らかになっていない。
その上田の代わりに先発に抜擢されたのがFWフリアン・カランサ。24歳のアルゼンチン人はこの起用に応え、前半12分にいきなり先制ゴールを決めた。
ゴールを決めたカランサはその後ユニフォームをまくりあげると、「R.I.P. Holden」と書かれたシャツを掲出。前所属フィラデルフィア・ユニオンのGKで、26日に25歳で亡くなったホールデン・トレントに対する追悼だった。
カランサはもともとエースFWサンティアゴ・ヒメネスが移籍した時の後釜として、今夏アメリカのフィラデルフィア・ユニオンから獲得したFW。
しかしヒメネスは残留することとなり、ヒメネス、上田に続く3番手となってしまったカランサは「いつ起用されるのか」と不満を漏らしていた。
その後ヒメネスはケガで長期離脱し、先発には上田が起用されている。このカランサの活躍は上田にとってどんな序列の変化をもたらすであろうか。