プレミアリーグの審判がSNS上に流出した動画によって停職になる出来事が起きた。
問題視されているのは、42歳のデイヴィッド・クート審判。
クート氏はリヴァプール戦を何度も担当してきたが、問題の映像で当時のユルゲン・クロップ監督を激しく罵っている。
「ロックダウン中のバーンリー戦を担当した際、彼は私を非難した。さらに、嘘つきだと言われ、クソみたいな暴言を吐かれた。クソ傲慢な人間とは話したくない。だから、彼とはできるだけ話さないようにしている。ドイツのクソ野郎、クソが」などと言い放っており、英国審判員の統括機関であるPGMOLが彼を停職としたほか、イングランドサッカー協会も調査を始めた。
そうしたなか、『football.london』は、「アーセナル戦で物議を醸したクート審判の3つの判定」をピックアップ。そのひとつは、冨安健洋の退場劇だった。
「昨季序盤のクリスタル・パレス戦で、クート主審は冨安に2枚のイエローカードで退場を命じた。最初のイエローカードは60分に時間稼ぎの疑いで、その7分後には相手のカウンターアタックでジョーダン・アユーを引っ張ったと判断された。接触は些細なもので、アーセナルは1-0で勝利を収めたものの、この判定に不満を抱いた」
冨安は2023年8月のパレス戦で退場になった。
あの試合を担当したのはクート主審。
なお、冨安本人はのちに「(相手のホーム)サポーターがブーイングするので、それが審判へのプレッシャーになって、イエローカードという形になったかなと。色んな要素が組み合わさっていたと思います」、「(2枚目のシーンは相手に)入れ替わられている時点で(自分が)DFとして優先順位を守ることができていない」などと語っている。