チリ1部リーグの名門ウニオン・エスパニョーラに所属している20歳のDFバレンティン・ビダルが、13歳の少女に対する性的暴行容疑で逮捕されたとのこと。
『biobiochile』『Al Aire Libre』などのレポートによれば、ビダルは4日の午後7時15分に身柄を拘束されたという。
ビダルはソーシャルメディアのInstagramを通じて被害者の13歳女性に連絡を取り、関係を深めようとしていたとのこと。
そして事件が起こった日には被害者の従兄弟を装って学校を訪れ、家族の許可なく13歳少女を連れ出した上、自宅アパートで行為に及んだという。
この際に被害者の母親が学校に訪れたところ、「いとこが迎えに来たためすでに帰宅している」と教師から告げられたとのこと。
それを受けて被害者の叔父がGPSを使用して居場所を特定しようとしたところ、ビダルの自宅アパートにいることが判明。後に通報を受けた警察が到着し、ビダルの身柄を拘束したという。
後の捜査により、ビダルと被害者は以前からInstagramを通して連絡を取っていた形跡があるとのことで、「写真を送ってくれ」と要求した履歴も残っているようだ。
バレンティン・ビダルは現在20歳のディフェンダーで、ウニオン・エスパニョーラで背番号3を任されている有望な選手であった。
2022年に18歳でプロデビューを果たし、すでに45試合に出場。今年行われたパリ五輪前のプレトーナメントではU-23チリ代表のメンバーに選ばれるなど、順調にキャリアを上昇させていた。
今季の後半戦では特に最終ラインでスタメンを確保するなど将来を嘱望される存在になり、2027年までの長期契約を結んでいたものの、この事件によって今後の去就が不透明になっている。
なお、ビダルが住んでいたアパートの管理人は「彼はよく女の子を部屋に連れ込んでいた」と証言しているとのこと。