シーズン途中に監督交代に踏み切ったマンチェスター・ユナイテッド。
スポルティングCPからルベン・アモリン監督らコーチ陣を引き抜くのに違約金2100万ポンド(40億円)を支払ったとされているが、プレミアリーグで13位に低迷している。
そうしたなか、ユナイテッドは8日にダン・アシュワースが相互合意のもとでスポーツディレクター職を辞したと発表した。
53歳の同氏は、今年2月までニューカッスルでスポーツディレクターを務めていた人物。
『Mirror』などによれば、ユナイテッドは1000万ポンド(19.1億円)ほどの違約金を支払って同氏を引き抜いたというが、7月の着任からわずか160日でクラブを去ることになった。
アシュワースはエリック・テンハフ監督の留任に同意した幹部のひとりだったが、そのテンハフ監督は10月に解任。
その後、アッシュワースは、ユナイテッドのCEOであるオマール・ベラダ(今年1月までマンチェスター・シティ幹部)ともにアモリン新監督招聘に尽力した。
ただ、『Guardian』によると、アッシュワースは長期的補強戦略のために指揮官が誰でもあっても一貫したスタイルを望んでおり、アモリン監督が好む3-4-3システムへの変更に難色を示しており、これが緊張の原因になっていたという。
アッシュワースは自分がクラブの重要なプロセスから除外されたと感じており、数週間の議論の末に退任が決まったとのこと。