川崎フロンターレは20日、来季の育成部コーチに元日本代表MF稲本潤一が就任することが決定したと発表した。
稲本は1979年9月18日生まれの45歳。ダイナミズムあふれるMFとして10代の頃から国内外で活躍し、日本代表としても2002年の日韓大会を皮切りに3度のワールドカップへ出場した。
2022年からは東京の南葛SC(関東リーグ1部)に所属。風間八宏監督が就任した2024年からは選手兼コーチとしてプレーしてきたが、12月4日に現役引退を発表していた。
今後のキャリアが注目されていたなか、指導者として古巣の川崎フロンターレへ帰還することが決まった稲本のコメントは以下の通り。
「このたび、川崎フロンターレの育成部コーチに就任することになりました。フロンターレは、2010年にJリーグに復帰した際に大変お世話になったクラブであり、こうしてまたクラブに貢献できる機会をいただけたことを大変うれしく思います。私自身、ユース時代にプロデビューを果たしましたが、近年では年齢に関係なく、才能ある選手たちが早い段階でプロの舞台で活躍できる環境が整ってきています。私も指導者として、彼らがプロとして通用するスキルを磨き、将来日本を代表する選手へと成長していけるよう全力でサポートしていきたいと思います。これまでのプロキャリアで培った経験を生かし、選手たちとしっかり向き合いながら指導に取り組んでいきます。指導者としてはまだ1年目であり、これは私自身にとっても新たなキャリアのスタートです。アカデミーの選手たちと共に成長しながら、日々努力していきたいと考えています。最後になりますが、フロンターレを支えてくださるスポンサーの皆様、そしてアカデミーの選手たちを日々サポートしてくださる保護者の皆様にも、心より感謝申し上げます。この年代は『自主自立』が求められる時期でもありますが、選手自身とその周囲を支える方々への感謝を忘れず、指導に臨んでいきます!」
稲本の担当カテゴリーは決まり次第発表されるとのこと。
なお、川崎は今週、稲本の1学年下と同じガンバ大阪出身の大黒将志がトップチームコーチに就任することも発表している。
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