川崎フロンターレは16日、来季のトップチームのコーチに元日本代表FW大黒将志氏が就任することが決定したと発表した。
大黒氏は1980年5月4日生まれの44歳。ガンバ大阪のアカデミーから1999年にトップ昇格すると、徐々にストライカーとしての才能が開花。2004シーズンにはJ1得点ランキング2位の20ゴールを記録した。
翌2005年に日本代表デビューを果たし、2006年のドイツワールドカップにも出場。また、フランスのグルノーブルやイタリアのトリノで欧州でのプレーも経験した。
2008年夏に国内復帰した後は、中国の杭州緑城を含め8クラブに所属。栃木SC退団後の2021年1月に現役引退を発表している。
引退後はすぐに古巣ガンバ大阪のアカデミーでストライカーコーチに就任。指導者としてキャリアを積み、2024年はJFLのFC TIAMO枚方でヘッドコーチを務めていた。
以下は川崎フロンターレのコーチ就任が決まった大黒のコメント。
「ファン・サポーターの皆様、パートナーの皆様をはじめ、川崎フロンターレに関わるすべての皆様と共に、タイトルを取れるように全力で頑張ります。よろしくお願いいたします!」
川崎は新シーズンから前アビスパ福岡監督の長谷部茂利氏が監督に就任することが発表済み。
福岡から樋口創太郎コンディショニングコーチと中嶋円野コーチが加わることも発表されており、大黒氏は彼らとともに長谷部監督を支えることになる。
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ちなみに、大黒氏は2023年度に日本サッカー協会(JFA)のS級コーチ養成講習会を受講(※今年5月にS級ライセンス取得)。同期の一人が、川崎フロンターレFROの中村憲剛氏だった。