日本代表MF久保建英やアーセナルのイングランド代表ブカヨ・サカ、レアル・マドリーのブラジル代表ロドリゴらが揃う2001年世代。
かつてスコットランドで次世代のスター選手と期待されていた2001年生まれのアタッカーが瀕死の重傷から復活したと、『BBC』が伝えている。
現在はスコットランド2部のダンファームリンに所属するダポ・メブデだ。ナイジェリアにもルーツを持つ23歳の彼は、ロンドン生まれで10歳でグラスゴーに引っ越した。名門レンジャーズで育成され、当時の監督だったスティーヴン・ジェラードも驚かせるほどの逸材だった。
その後、ワトフォードを経て、ベルギーのオーステンデに移籍したが、今年1月に自動車事故で重傷を負う。試合に向かう途中に事故に遭い、手術を受け、5日間は意識がなかった。
「死にかけるのは滅多にあることじゃない。
何かがタイヤにぶつかった。車がスピンして道路から外れてしまったんだ。それから木にぶつかった。
目が覚めたのは翌週。家族がそこにいた。ガールフレンドがいて、娘もいた。家族とはとても仲が良いので、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。彼らは自分が目を覚ますことができるかどうかを確認するために病院を行き来していた。
肋骨が折れ、心臓の周りには打撲のようなものがあった。目が覚めたとき、生きていてよかったと家族から言われた。
ひどい経験だったけど、そのおかげでみんなとの距離が縮まった。家族、ガールフレンド、娘…みんなが助けてくれて、そこから抜け出すのに本当に大きな役割を果たしてくれた」
彼は今夏にオーステンデを退団し、10月にダンファームリンと契約した。
なお、20歳の弟ディレもマンチェスター・シティの下部組織で育成された元逸材で、現在は、ベルギー1部のウェステルローでプレーしている。