鎌田大地が所属するクリスタル・パレスは、1日に行われた2部ミルウォールとのFAカップ5回戦に3-1で勝利したが、FWジャン=フィリップ・マテタがショッキングなアクシデントに見舞われた。
ゴールを飛び出した相手GKリアム・ロバーツの足裏タックルが顔面を直撃。ロバーツは一発退場になり、左耳に重度の裂傷を負ったマテタは、緊急搬送されると25針の縫合を受けることになったのだ。
『Daily Express』などによれま、マテタは裂傷についてこう語ったそう。
「蹴られたとき、ピッチに倒れて彼がレッドカードをもらうのを待っていたけれど、大丈夫だった。血を落として、そのまま続けようって感じだった。
ドクターと30秒間口論して、プレーしたいと言ったんだ。ドクターはケガを見ていたけど、僕には見えなかった。痛みも感じなかった。血は出ていたけどね。でも、ちょっと切れただけだと思った。耳はこんな感じ(ぶら下がっていた)。でも痛くはなかった」
本人は軽い切り傷程度だと思ってたが、耳が引きちぎれかけていたとか。
また、『L’Équipe』のインタビューでは、こんな話をしていたという。
「骨折や脳内出血を恐れていた。でも実際は、耳が破壊されただけだった。整形外科医が来て、耳の写真を撮ったんだけど、記憶に残らないように僕には見せてくれなかった。
最後の瞬間に反射的に顔を向けたんだ。もしそうしなかったら、彼の足を頭に受けて、もっとひどいことになっていただろうね。その後、意識を失うことはなかった。
地面に横たわっていて、ドクターに『大丈夫だ、またプレーしたい』と言った。でも、彼は私の耳を見て、『ダメだ』ってね」
27歳のマテタは「外科医は大変だったけれど、僕の耳を救う方法を見つけてくれた。すごい仕事をしてくれた」と感謝もしていたそう。
そのうえで、「ファンは過剰に反応する。SNSはクレイジー。入院中にメッセージをくれた彼には『大丈夫、これもサッカーだよ』と返信した。彼は謝ったし、心配していた。彼は得点を阻止するために全力を尽くしたがやりすぎた。大きなミスをしたが、いいさ。ミスをしただけ。そこから学ぶはずさ」と非難された相手GKのことを擁護していた。