レアル・マドリーの守護神に君臨するGKティボー・クルトワが、ついにベルギー代表に復帰した。
代表キャプテンをめぐるドメニコ・テデスコ監督との不和騒動によって、2023年末以降はベルギー代表の活動に参加せず。ただ、テデスコ監督が解任され、ルディ・ガルシア新監督が就任したことで、代表に戻ってきた。
その一方、クルトワ不在時に代表正GKだったクン・カステールスは、ライバルの復帰を前に電撃的に代表を引退。
32歳の彼は「クルトワが自分で復帰を決められるというのは少しおかしい。彼がテデスコの解任についてこう言っているのを聞いた。『これは自分が正しかったことを証明している』。罪悪感がほとんど感じられない。自分はティボーのことはそれほど責めていない、協会を責めている。これは自分がチームスポーツやスポーツ組織にふさわしいと信じる基準や価値観にはそぐわない。自分はこのような行為を容認する組織の一員でいられない。それが代表チームに加われなくなった理由だ」と不満をぶちまけた。
『HLN』によれば、代表に復帰したクルトワは、会見でカステールスの発言について聞かれるとこう答えたという。
「彼がナンバーワンだったのは理解できる。その地位を手放したくなかったのかもしれないし、それも理解できる。
でも、自分はある特定の選手やグループと問題があったことは一度もない。今日、再びここに来たからには、ある特定個人（テデスコ前監督）との問題だったということ。クンが自分で選択したことだから、自分にはこれ以上何も言えない。
協会は最初から僕を復帰させたかったから、今はこの質問に答える選択をした。彼が言っていた数人の選手の不満について？クンがどう言ったかは知らない。舌の裏を見せるか、何も言わないかのどちらかだ。これ以上は何も言えない」
そのうえで、「ファンが自分のことを受け入れてくれることを望んでいる」としつつ、「キャプテンマークをもらえなかったから、去ったということが盛んに報じられたが、それは事実ではない。それは最大の偽情報だ」とも述べていたとのこと。
最近5試合で1分4敗と不調のベルギーは、ウクライナとのUEFAネーションズリーグ2連戦を戦う。
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