ドイツ1部のフライブルクは27日、ベルギー1部シント=トロイデンからMF山本理仁を獲得したと発表した。移籍金は現地で800万ユーロ(約14.8億円)と報じられている。
24歳の山本は、東京ヴェルディの下部組織出身。J2時代にトップ昇格後を果たすと、2022年にガンバ大阪へ移籍した。その後、2023-24シーズンからシント=トロイデンでプレーし、公式戦98試合に出場。今季リーグ戦では5得点を記録するなど、攻守両面で存在感を示した。
中盤での精力的な動きと高精度の左足が魅力のMFは、U-15からU-23まで各年代の日本代表に選出。2024年のパリ五輪では同じヴェルディ出身の藤田譲瑠チマとのボランチコンビでチームをけん引した。
フライブルクのスポーツディレクターを務めるクレメンス・ハルテンバッハ氏は、山本について「昨季非常に良い成長を遂げた選手」と評価。「文字通りの“万能型MF”であり、ボール保持時だけでなく守備面でも重要なアクセントを加えられる」と特徴を説明した。
その上で、「今後はブンデスリーガへの適応と細かな部分での成長が必要になるが、それを楽しみにしている」と期待を寄せている。
山本自身もクラブを通じて喜びを語った。「ブンデスリーガでプレーすることは自分にとって大きな目標でした」と明かし、フライブルクで活躍した日本代表MF堂安律についても触れながら、「堂安選手ともフライブルクについて話をしましたが、良いことしか聞いていません」とコメント。「中盤の選手として試合に影響を与え、チームとともに成長したい。ここでプレーできることを本当に楽しみにしています」と、新天地での挑戦へ意気込みを示した。
また、シント=トロイデンも山本のフライブルク移籍を発表しており、そこでは以下のように語っている。
「この度、SCフライブルクに移籍することになりました。昨シーズンまでの2年間は、決して楽しい時間ばかりではなく、自分自身と向き合いながら、もがき続けた日々でした。それでも変わらず僕の可能性を信じ、支えてくださったシント=トロイデンに関わるすべての皆様に、心から感謝しています。新しい環境でも自分らしく、次のワールドカップに向けてさらに成長できるよう努力していきます」
ブンデスリーガで今季7位に終わったフライブルクには、山本と同じ2001年生まれで北中米ワールドカップの日本代表に選出された鈴木唯人が所属。さらに、ブレーメンからミオ・バックハウスこと長田澪が加入することも先日発表されており、来季も日本人選手たちのプレーが注目を集めそうだ。
筆者:奥崎覚(編集部)
試合だけでなくユニフォーム、スパイク、スタジアム、ファン・サポーター、カルチャー、ビジネス、テクノロジーなどなど、サッカーの様々な面白さを発信します。現場好き。週末フットボーラー。




