2010年:中村俊輔
当時の所属:横浜F・マリノス
セルティックでレジェンドとなったあと、スペインへの挑戦を志してエスパニョールへと移籍した中村俊輔。しかし、リーガでは思うように出場機会を得られず、その後は古巣の横浜F・マリノスへと復帰していた。
そのような状況の中で2010年大会も背番号10のユニフォームを託されたが、大会直前に岡田武史監督が守備的なシステムを導入したことによってポジションがなくなってしまった。
グループステージ第2節のオランダ戦で途中出場したものの、それ以外はベンチスタートで、プレーの機会は限られた。
それでも、中村はプレーするチャンスが少ないなかでチームのために献身的に振る舞い、中立地開催の大会で初となるベスト16進出を果たしたメンバーを支えたという。
2014年:香川真司
当時の所属:マンチェスター・ユナイテッド
ボルシア・ドルトムントで大活躍し、マンチェスター・ユナイテッドへと移籍していた香川真司。2010年大会はトレーニングメンバーとして代表に帯同していたが、それから4年が経ち、今度は「10番」としてワールドカップに挑んだ。
ドルトムントではユルゲン・クロップ監督の下でブンデスリーガ連覇に貢献し、その活躍によってマンチェスター・ユナイテッドへ移籍。日本代表でも、アルベルト・ザッケローニ監督の攻撃的なチームにおける重要なピースとなっていた。本田圭佑や岡崎慎司らと前線を構成し、長友佑都と左サイドの縦のラインを形成。攻撃の中心として期待された。
ただチームは初戦のコートジボワール戦で逆転負けを喫する最悪のスタートになり、さらにギリシャ戦、コロンビア戦でも勝利できず。1分2敗の成績で大会を去った。
2018年:香川真司
当時の所属:ボルシア・ドルトムント
ハリルホジッチ監督が大会前に解任となり、西野朗氏が急遽指揮官を務めることになった2018年大会。香川真司が2014年大会に続いて10番を背負うことになった。
不安の中で迎えた開幕のコロンビア戦では、キックオフからまもなく相手のハンドによってPKを獲得。香川がそれを冷静に決め、自身にとってワールドカップ初ゴールを記録した。日本代表はその後も粘り強く戦い、2-1で勝利。アジア勢として初めてワールドカップで南米勢を破る歴史的な一勝となった。
さらにグループステージ第2節のセネガル戦でも先発出場し、2-2の引き分けに貢献。「敗北しながら時間稼ぎプレーをする」というある意味伝説となったポーランド戦は出場していないが、決勝トーナメント1回戦のベルギー戦では延長も含めてフル出場している。
