近年、複数の日本人選手が同時に海外クラブに所属するケースが増えている。
オランダ1部リーグで3位に躍進したNECにも昨季まで小川航基、佐野航大、塩貝建人が所属していた。
小川は現在もチームに所属しているが、塩貝は今年1月にドイツのヴォルフスブルクへ移籍。佐野も今夏にオランダ王者PSVに最大1700万ユーロ(約31.5億円)ほどの移籍金で引き抜かれた。
佐野は日本代表経験を持つ22歳のMF。サムライブルーの主軸である佐野海舟を兄に持ち、当時J2だったファジアーノ岡山でプロになった後、19歳の若さでNECに青田買いされた。
『NOS』によれば、NECのテクニカルディレクターであるカルロス・アルベルスは、佐野を発掘した経緯などについてこう語っていたそう。
「2023年、チーフスカウトともに小川を視察するため東京に向かった。
よくあることだが、選手の関係者とも時間をともにする。その夜、彼がこんな情報をくれた。
『J2に素晴らしい選手がいる。とてつもない才能の持ち主で19歳。観に行くべきだ』とね。
(その後、NECに移籍した佐野が初めてのトレーニングを終えると当時の監督が)私のところへ歩み寄ると、すぐにこう言った。『カルロス、この男はとてつもないスターになるぞ』ってね。
あのゲームインテリジェンス、ダイナミズム、インテンシティ、無尽蔵のスタミナ。彼は典型的な日本人選手だが、他とはレベルが違う。
彼は我々のもとですぐに適応した。小川と塩貝のおかげで、航大にとって非常に温かく迎え入れられる環境だった。
航大は他の日本人選手たちよりもはるかに社交的だったが、その環境が彼にとってとても大きな助けになった」
アルベルスは日本人選手を好んでおり、フローニンゲンで堂安律、AZでは菅原由勢の獲得に関わった人物でもある。
また、佐野をスターになると予言したロヒアー・マイヤー監督は現在、三戸舜介が所属するスパルタ・ロッテルダムを指揮している。
筆者:井上大輔(編集部)
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