ジョタ
移籍:アル・イティハド → レンヌ
サウジ移籍によってキャリアが大きく狂った選手として挙げられるのが、ポルトガル人ウインガーのジョタだ。ベンフィカの育成組織出身で、2021年にセルティックへ加入すると一気に才能が開花。左サイドからのドリブルと得点力を武器に、2022-23シーズンには国内3冠達成に大きく貢献した。
欧州5大リーグへのステップアップも十分に考えられる存在だったが、ジョタが選択したのはアル・イティハドだった。その移籍金は2500万ポンド規模。24歳という全盛期を迎える年齢でサウジへ向かったことは大きな驚きをもって受け止められた。
さらに、その移籍はすぐに難しい状況へ変わる。アル・イティハドはカリム・ベンゼマやエンゴロ・カンテ、ファビーニョらスター選手を大量補強しており、外国人選手の登録枠が問題となった。ジョタは加入直後から登録メンバーを外れることが多く、出場機会を十分に確保できない状況に陥った。
結局、サウジでの挑戦はわずか1シーズンで終了。フランスのレンヌへ移籍し、ヨーロッパへ戻ることになった。その後はさらにセルティックへ復帰。わずか数年の間に「セルティック→サウジ→フランス→セルティック」とクラブを移った。
ガブリ・ベイガ
移籍:アル・アハリ → ポルト
サウジアラビアの大型補強が欧州に大きな衝撃を与えた2023年夏。その中でも特に議論を呼んだ移籍がガブリ・ベイガだった。
セルタの育成組織で育ったスペイン人MFは、2022-23シーズンにラ・リーガで11ゴールを記録。まだ21歳ながら欧州屈指の若手MFとして高く評価され、ナポリをはじめ複数のビッグクラブが獲得に動いていると報じられていた。
ところが、ベイガが選択したのはアル・アハリだった。将来有望な若手が全盛期を迎える前にサウジへ向かったことで、レアル・マドリーのトニ・クロースがSNS上で「恥ずかしい」と反応したことも大きな話題となった。
そして2025年夏、ポルトガルの名門FCポルトへの移籍が決定。移籍金はアル・アハリ加入時を大きく下回る額であり、そこには彼の確固たる意思が感じられた。
