ジョン・デュラン
移籍:アル・ナスル → フェネルバフチェ
2025年冬の移籍市場で世界を驚かせたのが、21歳のコロンビア代表FWジョン・デュランのアル・ナスル加入だった。アストン・ヴィラでは絶対的な先発ではなかったものの、途中出場から次々と強烈なゴールを決める「スーパーサブ」として注目を集めていた。
チェルシーなど複数の欧州強豪から関心を寄せられていた選手だったが、選択したのはサウジアラビアだった。アル・ナスルではC・ロナウドと前線を組み、13試合で8ゴールと結果も残した。
しかし、わずか半年後には状況が一変する。2025年夏、フェネルバフチェへのローン移籍が決まり、早くも欧州へ帰還したのだ。
その後も欧州クラブへのローンでプレーを続けており、サウジ側が保有権を持ちながら欧州でキャリアを積むという変則的な形になっている。
エンゴロ・カンテ
移籍:アル・イティハド → フェネルバフチェ
レスターで奇跡のプレミアリーグ優勝を経験し、その後チェルシーではプレミア、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグなど主要タイトルを総なめ。フランス代表でも2018年ワールドカップ優勝の中心選手となったカンテ。
ただ、チェルシーでの晩年は度重なる負傷に苦しんだ。契約満了となった2023年夏、32歳の彼はアル・イティハドへ移籍。カリム・ベンゼマやファビーニョらとともに、サウジリーグ大型補強の象徴的存在となった。
中東へ渡ってからのカンテはアル・イティハドの中心として79試合に出場。2024-25シーズンには国内リーグとカップの二冠にも貢献した。
そしてサウジでプレーしていたにもかかわらず、フランス代表にも復帰。EURO2024では主力として起用され、マン・オブ・ザ・マッチ級のパフォーマンスを披露する試合もあった。
そのカンテは2026年冬、トルコの名門フェネルバフチェへの移籍を決断する。大きな理由の一つとして考えられたのが、同年夏のワールドカップだった。ヨーロッパに戻った彼は目論見通り同大会でメンバー入りを果たしている。
※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。
筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images
