すでに航大は二度の失望(移籍破談)を味わっていた。一度目は冬、その後にはホッフェンハイムとの取引が破談になった。

個人的に航大のことは理解できたが、タイミングは理想とは程遠かった。(CL出場がかかった)我々にとっては歴史的な試合だったので、選手たちやコーチ陣、サポーターに対して心苦しかった。

(本来は佐野がCL予選に出場する)合意があったので、私は試合後にもカメラの前に立った。

我々の立場から説明する必要があった。そうでなければ、サポーターは我々が正気を失ったと思ったかもしれないからね。試合当日にスター選手の移籍交渉をする馬鹿がどこにいるのかと。

私はこの経験から学んだ。次はそうした交渉を試合後に持ち越すことができる。

PSVにも航大にもまったく悪感情はない。最近もPSVと交渉をしたばかり。サッカー界はギブアンドテイクだと理解している」

移籍を志願した佐野の心情を理解しつつ、NECとしては説明する必要があったとのこと。

そのうえで、人間性も素晴らしい佐野に対してネガティブな感情は一切持っていないとも語っていた。

筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

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