3位:ヴィタリー・ヤネルト
所属:ブレントフォード
走行距離:56.39km
3位はブレントフォードのヴィタリー・ヤネルト。開幕5試合すべてに先発してフル出場を続け、守備的な仕事だけでなくリーグ戦2得点と、チーム内でも上位の得点数を残している。
相手のビルドアップに圧力を掛け、こぼれ球を回収し、自陣まで戻ってボックス前を守り、奪った瞬間には前線を追い越していく。ヤネルトはそれを淡々と繰り返している選手だ。
派手なドリブルで沸かせるタイプではない。誰かがやらなければならない仕事を大量に引き受けながら、得点まで奪っているのが素晴らしいところ。
2位:パスカル・グロス
所属:ブライトン
走行距離:56.96km
驚異的なのは、この2位かもしれない。ブライトンのパスカル・グロスは35歳にして56.96kmを記録した。彼より走っている選手は、リーグにただ一人しかいない。Gradient Sportsによれば、時速15〜20kmの速度帯での距離はリーグ最多だという。
9月19日の王者アーセナル戦では先制点を決め、コーナーキックからも得点を演出。ブライトンは3-0で快勝した。
ブライトンでは全員が圧力を掛け、セカンドボールを拾い、局面に連続して関わることが求められる。そのなかでグロスは若い選手について走っているのではなく、流れを読んで最も効きそうな場所へ動いている。2026年ワールドカップ後にドイツ代表からの引退を決めたが、クラブでの存在感はむしろ増している。
1位:ハリソン・アームストロング
所属:エヴァートン
走行距離:57.54km
そのグロスを抑えて1位に立ったのは、19歳のハリソン・アームストロングだった。TOP10で唯一の10代である。
エヴァートンの育成組織出身で、今季は開幕から一気にトップチームの中心へ。クリスタル・パレスとの開幕戦で90分プレーしてアシストを記録すると、ボーンマス、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム戦と続けて先発。最初の4試合で355分に出場した。
守備的MFの試合もあれば、中央MF、さらに前の位置で使われることもある。デイヴィッド・モイーズのチームで中盤の複数のポジションを行き来しながら、広大なスペースをカバーしている。57.54kmという数字は、そのぶん動いた結果だろう。
今夏にはノッティンガム・フォレストからの関心も伝えられた。『Football365』は、売却されればファンが暴動を起こしかねないと表現するほど支持されていたと紹介している。
※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。
筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images
