この移籍の報を聞き、筆者が率直に感じたのは、

「ヴィッセルらしい補強だな」

獲得の詳しい経緯は分からないが、去年暮れに行われたクラブW杯にアジア王者・蔚山現代の中心メンバーとして戦っていた選手をすぐに獲得するというのは、資金力のあるヴィッセルらしいフットワークの軽さであろう。

アジア王者からJ2へ落ちてしまったクラブへ移るというのは驚きだが、年俸はかなり高額のようで、蔚山のプレースタイルなどの問題も絡んでいたようだ。

また、コロンビアといえば代表ではコンフェデや親善試合などでちょくちょく対戦している印象はあるが、ことJリーガーとなると名古屋で現在も活躍するダニルソン、過去、湘南に在籍したチャカ・パラシオス、ハミルトン・リカルドらが思い浮かぶくらいで珍しい部類に入るため、市場の開拓に繋がればという楽しみも増えた。