日本代表の4年間は、このままあっさり終わりを迎えるのだろうか?

今回は、ここでは多くは語らない。我々に今できることはただ信じることのみ。ザッケローニ政権56試合目となる明日の試合が未来に続くものとなるよう、祈っている。

今回は、世界のサッカーを網羅するQoly編集部が5つの観点からコロンビアの正体を暴き出す。

ぶっちゃけコロンビアは強いのだろうか?


Q1. どんなチーム?

代表メンバー23人中20人が国外組でチームの為に働ける選手から、圧倒的なテクニックを有する選手、爆発的な個人技を持つ選手まで出場国有数のタレントを揃えている。しかし、ペケルマン体制のコロンビアは『瞬間的な120%の爆発力』より『コンスタントに80~90%の力』を発揮するバランス型のチームだ。その安定感により長丁場の南米予選で確実な結果を残し4大会ぶりの出場を決めたのだが、試合のなかでも常に全体を落ち着かせてリスクを軽減しつつ、好機の数をそのまま得点へと繋げている。絶対エースのファルカオが大会前に離脱したもののチーム力が落ちていないのはそのためで、攻守共に非常に整った完成度の高いチームだ。

Q2. ストロングポイントは?

前項と重なるが流れを読むことに長けた、試合運びが抜群に巧いチームだ。過去のコロンビアといえば只管ショートパスを繋ぐイメージが強いが、一方で無駄に繋ぎ過ぎるきらいがあった。現在のチームは攻め時と守り時をよく心得ており、無理なこと、無駄なプレーを極力避けつつ、勝負所では大胆に攻めてくる。この辺りは名将ペケルマンの指導によるところが大きく、かつてのようなムラは見当たらない。加えて今大会はカウンターの鋭さが目を引く。最終ラインが低いというのもあるが、オーガナイズされた守備から少ないタッチでの速攻により何度も決定機を創り出している。バランスの良さと本大会仕様のカウンターが最大のストロングポイントだ。