マルセイユ
ラサナ・ディアラ
1985年3月10日生まれ(30歳)
リヨンでの話と矛盾するようだが、マルセイユには彼以上に活躍した選手はいない。一時は「ラス・ディアラは終わった」とも言われたが、彼の能力は衰えていなかった。
チェルシー、アーセナル、レアル・マドリーでプレーし、その後ロシアへ。モスクワでは契約を巡ってクラブと法廷闘争に持ち込まれ、1年に渡ってピッチから離れることになった。
この長いブランクを経てピッチに戻ってきた彼は、その鬱憤を晴らすようにマルセイユを締めている。今一つぴりっとしないチームのなか、彼とバツフアイーがいなければ一体どうなっていたか。もう少しカリム・レキクがまともに守れたら違ったのだろうが……
フランス代表にも復帰し、彼にはEURO2016出場という夢も戻ってきた。残り半年もモチベーションはかなり高く戦ってくるだろう。