答え

33.2014-15シーズンのDFBポカール王者は?

正解:ヴォルフスブルク

昨シーズンのドイツ国内のカップ戦、DFBポカールを制覇したのはヴォルフスブルク。彼らはファイナルでドルトムントに3-1で勝利し、初めてのDFBポカール制覇を成し遂げている。

DFBポカールは各ラウンド1回戦制のノックアウトトーナメント方式。90分で決着が付かない場合は延長、そしてPK戦を行う。出場クラブはブンデスリーガ1部、2部を中心に64チーム。初代王者は前身であるチャンマーポカールを制覇したニュルンベルクで対戦空いてはシャルケだった。

最多優勝はドイツ最強クラブのバイエルンで17回。それに続くのはブレーメンの6回、シャルケの5回。ケルン、フランクフルト、ニュルンベルクが4回制覇している。

「ポカール」はドイツ語で優勝カップを意味するという。

34.クリスティアン・ヴィエリの弟、マッシミリアーノ・ヴィエリはどこの国の代表だった?

正解:オーストラリア代表

クリスティアン・ヴィエリのルーツを知っている人にとっては簡単な問題だったかもしれない。弟のマッシミリアーノ・ヴィエリは日本代表にとってアジアのライバルであるオーストラリア代表の経験がある。

兄クリスティアンはボローニャ生まれだが、ヴィエリ家はクリスティアンが3歳の時にオーストラリアに移住。弟のマッシミリアーノはオーストラリアで生まれた。設問にフランスがあるのは、2人の母親がフランス人だからである。

イタリアに戻った後、クリスティアンはプラートでサッカーを始める。そして1996年にユヴェントスがアタランタからクリスティアンを獲得した際、マッシミリアーノもユースチームに引き入れられた。

その後、ローン移籍で戻されたセリエC1のプラートでプロデビュー。15試合に出場して1ゴールを記録したがチームは降格。翌シーズンはファーノにローン移籍した。

アトレティコ・マドリーでブレイクした兄と比較され、大きくステップアップすることを望まれたマッシミリアーノだったが、その後もセリエBとセリエC1のクラブを行ったり来たり。セリエAでプレーする機会に恵まれなかった。

オーストラリア代表に選ばれたのは2004年のこと。5月21日に開催された親善試合のトルコ戦で代表デビュー。その後、6キャップを獲得したが、2006年のワールドカップ代表からは落選した。

2012年、故郷のプラートで引退している。

35.この中でイングランド生まれの選手は?

正解:ヴィニー・ジョーンズ

ちょっと昔の選手であるヴィニー・ジョーンズ。彼だけがイングランド生まれの選手である。ジョーンズは1965年にハートフォードシャー州のワトフォードで生まれた。

現役時代のポジションはMFで、ウェルドストーンでプロデビュー。1986年にウィンブルドンに加わった。その後はリーズ、シェフィールド・ユナイテッド、チェルシーでプレーし、再びウィンブルドンへ。現役の最後はQPRで終えている。プレミアリーグ創設時はチェルシーに在籍していた。代表選手としてはウェールズ代表で9キャップを保有している。母親がウェールズ系だったという。

1999年に現役を引退。その後は映画の道に進む。1998年、ガイ・リッチー監督の『Lock, Stock and Two Smoking Barrels』に出演。日本でも公開された(Wikipedia参照)。

ジョーンズはその後も数多くの映画に出演。もしかしたらあなたが観た映画に出演していたかもしれない。気になる方はWikipediaでどうぞ。

なお、残りの3選手の出生地は以下の通り。

・オーウェン・ハーグリーヴス ・・・ カルガリー(カナダ)
・ウィルフリード・ザハ ・・・ アビジャン(コートジボワール)
・ラヒーム・スターリング ・・・ キングストン(ジャマイカ)

36.ジブラルタル代表は史上初のEURO予選を戦った。グループマッチで彼らが許した失点の合計は?

正解:56失点

2013年の5月にUEFAに加盟したイギリスの海外領土であるジブラルタル。2014年の9月からのEURO2016予選に参加しており、Qolyでも何度か取り上げている。

ジブラルタル代表が予選で配されたのはグループD。ドイツ、ポーランド、アイルランド、スコットランド、グルジアと同居。世界王者ドイツと同じ組ということでも話題になった。

初戦はホームで行われたポーランド戦だったが、開始11分に失点するとロベルト・レヴァンドフスキに4得点を決められるなど7失点で敗戦。続くアウェーのアイルランド戦もロビー・キーンにハットトリックを決められて7失点で敗れた。3戦目はグルジア。ホームでの試合だったが、ここでも3失点を喫し敗戦。続くドイツ戦も4失点して4連敗を喫した。

初ゴールを決めたのは5試合目のスコットランド戦。当時のQolyの記事がコチラだ。

ハンプデン・パークで行われた試合で、警察官を本職とするリー・カスシアロがゴール。同国の歴史に刻まれた貴重なゴールであった。

その後も健闘虚しく敗戦を続けるジブラルタル。終わってみれば予選全敗(10敗)の最下位で初めての国際舞台を終えた。

喫した失点は56。奪った得点は2。勝ち点1すら奪えなかったが、彼らの歴史は始まったばかり。その道は未来へと続いている。

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