8日、マンチェスター・ユナイテッドは「コートジボワール代表DFエリック・バイリーを獲得した」と公式発表した。

近年欧州のサッカー界では欠かせない存在となったアフリカ人選手であるが、マンチェスター・ユナイテッドにはそれほど多くの者は所属していない。

このエリック・バイリーを含めても、トップチームで出場した経験があるのはわずか5名。もちろん、ティモシー・フォス=メンサーなど「アフリカにルーツを持っている」選手はいるのだが・・・。

今回は、これまでマンチェスター・ユナイテッドに所属し、オールド・トラッフォードでプレーした経験があるアフリカ人選手を振り返ってみよう。

クイントン・フォーチュン(南アフリカ)

所属:1999〜2006

マンチェスター・ユナイテッドにおいては記念すべき初のアフリカ国籍選手。マジョルカ、アトレティコ・マドリーでプレーしたあと、1999年に加入した。

多くの怪我に悩まされはしたものの、中盤も最終ラインもこなし、計76試合に出場。5ゴールを記録した。代表チームでも中心的な存在であり、ワールドカップ2大会に出場している。

しかし20代後半になると継続的なプレーが叶わなくなり、ボルトン・ワンダラーズ、ブレシア、トゥビゼ、ドンカスター・ローヴァーズに所属するもほとんど活躍できず。

2010年に現役を引退し、2012年にはマンチェスター・ユナイテッドのリザーブで指導者としての研修も経験している。その一方でメディアでも活躍中だ。

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