8. FWサディオ・マネ(リヴァプール)

サウサンプトン時代の彼はリヴァプール戦で本当に厄介な存在だった。なので、その獲得には少しも驚かなかった。

3000万ポンド(39.2億円)の移籍金は正当なものだったと証明しなければならないだろう。とはいえ、あのロビー・ファウラーの記録を破りプレミアリーグ史上最速ハットトリック(2分56秒)を樹立した時のように彼はサポーターに喜びをもたらす。

リヴァプールは相手を置き去りにし、いいクロスを供給できる選手を欲していた。アダム・ララーナとフィリペ・コウチーニョは足元にボールを欲しがるが、猛烈なスピードで裏へ走るマネは違った奥行きを創り出すことができる。

7. FWアンドレ・グレイ(バーンリー)

我々皆が見たいストーリーといえる。

3年前は5部リーグでプレーしていた彼が、今やプレミアリーグの選手になったのだ。ジェイミー・ヴァーディのように、ノンリーグでプレーする全ての選手たちは彼を尊敬し、不可能などないと思うようになるだろう。

見込みの薄いチャンスにも諦めず、ゴールに対する本物の嗅覚をもったストライカーであるトロイ・ディーニーやカラム・ウィルソンを思い起こさせる選手だ。トップリーグで彼がそのポテンシャルを開花させられるよう、バーンリーはチャンスを作ってあげなければならない。

Andre Anthony Grayのプレースタイルなど(Qoly独自情報)

1991年生まれの25歳のイングランド人FW。

177cmと上背はないが肉感的なストライカー。技術の代わりに野性味があり、スピードやパワーといったフィジカルで得点を奪う選手。

ウォルヴァーハンプトンの下部組織を13歳で放出され、シュールズベリーへ移籍した後にトップデビューを果たした。昨季は2部得点王(25得点)に輝き、バーンリーのプレミア昇格に貢献している。

本人はアーセナルのサポーターだという。2011年に顔を刺され左ほおに4cmの傷を持つ。

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