ジェームズ・ミルナー(リヴァプール)

2015-16:センターハーフ

2016-17:左サイドバック

キャリアを通じてユーティリティ性はミルナーの強みのひとつとして評価されてきた。ただそれでも、彼がハードワークなMFから全方位的なサイドバックへ転向するとは予測できた人間は多くないはずだ。

不運なアルベルト・モレノにとって代わって左SBに固定されると、多くのチャンスを作り出すなどサイドでも脅威となることを証明してみせた。

ダビド・シルバ(マンチェスター・シティ)

2015-16:「10番」or左ウィング

2016-17:センターハーフ

巨額の移籍金で加入したケヴィン・デ・ブライネによって、シルバは初めてシティでの創造性のコアとしてのポジションが危うくなった。

マヌエル・ペジェグリーニの下では、ベルギー人MFと調和するためにサイドに押し出されることもあった。その後、ジョゼップ・グアルディオラがやってくると、再び中央のポジションへ。

だが、今度はよりポジションが低いものになった。ペップが頼る4-3-3のフォーメーションにおいて、シルバは左のインサイドハーフとして低い位置からのプレーメイカーを演じている。そして、そこから多くのチャンスを作り出しているほか、パス成功率も非常に高い値をキープしている。

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