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第2日目は全3試合が行われる予定だったが、第3試合がトーゴの棄権によって中止となり、グループAのマラウイ×アルジェリア、グループBのコートジボワール×ブルキナファソの2試合の開催となった。
本日の第1試合はマラウイ×アルジェリア。現地時間14:45分にキックオフされる、大会唯一の昼開催の試合である。
Malawi
Algeria
アルジェリアは近年では珍しいほどのタレントを備えているチームだ。イェブダやメグニといったフランス生まれの選手を取り込み、選手の質はアフリカ諸国の中ではかなり高いレベルにある。プレーオフでエジプトとの激しい戦いを制し、ワールドカップ出場を決めたことは記憶に新しい出来事だ。対するマラウイはアフリカの中でも中堅国以下の存在に過ぎないチームだ。ワールドカップ本大会の経験はなく、ネイションズカップすら今回で2度目。実に25年振りの出場である。欧州でプレーしている選手は2人だけで、ほとんどの選手が南アフリカ、アンゴラ、国内リーグの所属。力の差は明らかである。
ところが試合が始まってみれば、そうした前評判は全く意味をなさないものになった。というのも、アルジェリアのパフォーマンスが明らかに悪かったからである。相手を舐めていたのか、31℃という気温を気にしたのか、それとも燃え尽き症候群か、アルジェリアから「勝つ」という心は見えなかった。守備はただ立ってポジションを埋めるだけで、前線からのプレスは皆無。最終ラインは押し上げることもなく、軽率なミスを連発した。
無気力なアルジェリアに対し、マラウイはボールを保持して、前半から積極的に攻撃を仕掛けていった。そして17分に守備のミスを生かしてラッセルが先制点を奪取。さらに35分にセットプレーからカフォテカがヘディングを決め、前半の内に2点のリードを奪ったのである。
2失点でようやく目が覚めたアルジェリアは、前半終了間近にしてボールを奪う意識を高めていった。マラウイは攻めてはいたが決して実力があったわけではなく、攻守の切り替えは遅く、最終ラインのパス回しも稚拙で、前線にも決して強烈なタレントはいなかった。プレスを受けると前線が孤立し、攻撃力を徐々に失っていった。
ところが後半始まって間もない48分、アルジェリアの守備がまた致命的なミスを犯す。クロスボールに対して飛び出したアルジェリアのキーパー、シャウシがパンチングしきれず、ペナルティエリア内にボールを落としてしまったのだ。それをマラウイは見逃さない。ラッセルがすかさずゴールを狙い、ポストに弾かれたところをバンダがさらにシュート。これがゴールに決まって3点目を奪取したのだ。
結局マラウイが大きなリードを守りきり勝利。3-0という驚きのスコアでマラウイが金星を獲得した。
マラウイ 3-0 アルジェリア
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