日本勝利!列島が歓喜に沸く中、大会は5日目に突入します!!グループFの1試合と「死のグループ」であるグループHの登場です。北朝鮮代表として出場する2人Jリーガーに注目です。

28年ぶり2回目の本大会出場を果たしたニュージーランドと、初出場ながら欧州予選は首位通過を果たしてきたスロバキアの対戦。

ニュージーランドはバーレーン代表とのプレーオフを勝ち抜いての本大会切符。イングランドやスコットランドで活躍する選手を抱えてはいますが、全体のレベルはそれほど高くはありません。しかし、「グループステージ全敗は決定的」と評されている下馬評は、大仕事をやってのけるモチベーションを得るには最高の材料となるでしょう。

スロバキアはチェコとの分離独立後の最初の大舞台。大舞台へ導いたのは、イタリアのセリエAで活躍するマレク・ハムシーク。強烈なシュートに繊細なパスと力強いドリブルを兼ね備えた司令塔です。彼を中心にヴェイス監督が叩き込んだ堅守速攻は欧州予選でも猛威を奮いました。今大会も堅守速攻の形は変わらないでしょう。ニュージーランドから確実に勝ち点を奪い、イタリア、パラグアイとの対戦を迎えたい所でしょう。

2大会連続の出場となったコートジボワールは、死のグループとなったグループGを目指して、クリスティアーノ・ロナウド率いるポルトガルに挑みます。

大会前の親善試合の日本戦でエースFWディディエ・ドログバが負傷したコートジボワール。大会最高クラスのFWであり、チームの絶対的な中心が出場できるか否かという緊急事態に奮起しなければならないのは、ドゥンビア・セイドゥ、アルナ・ディンダンでしょう。前回大会も死のグループと呼ばれた列強と戦って散ったエレファンツ。今度こそグループリーグを突破したい気持ちは強いのではないでしょうか。3月に就任したばかりのズヴェン・ゴラン・エリクソン監督の采配に注目が集まりますが、スウェーデン人監督の実績は多少過大評価な感も否めません。

対するポルトガルは、大会の主役になりたいクリスティアーノ・ロナウドに注目が集まります。念願のレアル・マドリーへ移籍した2009-2010シーズンはチームの中心として活躍しましたが、ポルトガル代表では思うような結果を残せていません。怪我でプレーオフを欠場しただけに、本大会での爆発を期待したい所です。

Five Times Championのセレソン・ブラジレイラが5日目のトリを飾って登場です。対するは44年ぶりのワールドカップとなる朝鮮民主主義人民共和国代表です。

優勝大本命のカナリア軍団は、ドゥンガ監督の元で規律を埋め込まれ、チームワークで勝利を目指します。ロナウジーニョ、アドリアーノ、アレシャンドレ・パトらのスター選手を外しても重視した選手選考は、ドゥンガ監督が優勝した1994年型のセレソン・ブラジレイラを意識している様に思えます。特徴的なのは中盤の構成であり、フェリペ・メロ、ジウベウト・シウヴァのダブル・ボランチは、1994年チームのドゥンガ、マウロ・シルヴァのコンビを彷彿とさせます。そして、チームの絶対的な中心はカカ。10番を背負い、自身3度目のワールドカップで輝きを放てるかが、チーム浮沈の鍵を握るでしょう。同様にカカを支えるロビーニョにも注目。カカへのマークが集中する中、ドリブル・キングが大いなる輝きを放つ可能性を秘めています。

朝鮮民主主義人民共和国代表は、当然ながら二人のJリーガーに注目です!川崎フロンターレのFWチョン・テセは、ギリシャ代表との親善試合で爆発。死のグループでゴールを挙げる事ができれば、一気にワールドクラスへの飛躍を遂げる大会になるかもしれません。大宮アルディージャのアン・ヨンハは中盤の要。列強の猛威に晒されながら、彼らしく攻守のつなぎ役となって欲しいと思います。FWをGK登録したり、ワールドカップ放映権が無いのに中継をするなど、何かとお騒がせな感も否めませんが、死のグループの命運を左右するのは朝鮮民主主義人民共和国代表かもしれません。

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