2010FIFAW杯グループF第1節のホンジュラス対チリは、慎重さとは無縁な攻撃的姿勢を最初から最後まで貫いたチリが0-1で勝利した。以下は、その試合でのホンジュラス代表のスターティングメンバーを個別に採点したものである。
■No.18 ノエル・バジャダレス 【GK】 5.5
試合を通して全く良い所のなかったホンジュラスのなかで、ポンセのヘディングを止めたスーパーセーブは光った。
■No.2 オスマン・チャベス 【CB】 4.5
圧倒的なパワーを特徴とするセンターバックだが、チリのスピードに翻弄され、足元の弱さも改めて露呈。
■No.3 マイノル・フィゲロア 【CB】 5.0
本来は左足でビルドアップを行えるセンターバックだが、一方的に押し込まれて跳ね返すのが精いっぱいだった。
■No.7 ラモン・ヌニェス 【OH】 5.0
前半はトップ下、後半は右サイドを担当。チームのセットプレーを担当し、惜しいフリーキックも放ったが全体としては消えていた。
■No.8 ウィルソン・パラシオス 【DH】 5.0
後半に強靭な肉体を活かした突破を見せたシーンもあったが、終始守備に吸収されていた。
■No.9 カルロス・パボン 【FT】 3.5
コストリー、スアソと不在のなかで1トップに入ったが何もできず。
■No.13 ロジェル・エスピノサ 【LH】 4.0
レオンの代役として起用されたが、見せ場なし。
■No.17 エドガル・アルバレス 【RH】 5.0
前半は右サイド、後半はFWに入ってところどころ得意のスピードを見せたが、チリの猛烈な囲い込みの前にドリブル突破を封じられた。
■No.20 アマド・ゲバラ 【DH】 3.5
経験豊富なキャプテンとして、またパスセンスに優れるリンクマンとして、押し込まれるチームに落ち着きをもたらす事が全く出来なかった。
■No.21 エミリオ・イサギーレ 【LB】 3.0
アレクシス・サンチェスに翻弄されて自信喪失。サンチェスに気を取られた隙にイスラに裏を突かれ、先制のアシストを許した。文字通り守備の"穴"となり、本来の攻撃力も影を潜めた。
■No.23 セルヒオ・メンドーサ 【RB】 5.0
守備面で対人戦の強さは発揮したが、攻撃のフォローが全く出来ず。