下記は、ホンジュラス戦でのスペイン代表の出場選手を個別に評価したものである。
■No.1 カシージャス 【GK】 5.5
見せ場という見せ場がなく、評価する材料が少な過ぎるが、クロスボールの処理、ゴールキックで雑なシーンがあった点はマイナス。
■No.2 ピケ 【CB】 7.0
この試合でも流血。さらに、前半終了間際に股間にボールが当たる等、肉体的に消耗した試合となったが、ディフェンダーだけではなくアタッカーとしても活躍。その価値は上昇曲線を描いている。
■No.5 プジョル 【CB】 6.0
ホンジュラスの攻撃陣が不発だったこともあり、彼にとっては楽な試合内容だったか。前半戦に犯したボールコントロールミスを除くと、減点材料はゼロ。
■No.7 D・ビジャ 【LH/FT】 7.5
PKを外したことでハットトリックは成らなかったが、この試合での話題を一身に集めた。連動性が感じられなかったチームにおいて八面六腑の働き。2ゴールという結果も出した。
■No.8 チャビ 【CH/OH】 5.5
悪かったわけではないが、良くはなかった。選手と選手の間で上手くボールを受けるも、チャレンジする姿勢、運動量が不足していた。動きの質だけ見れば、セスクのほうが上だった。
■No.9 F・トーレス 【FT】 4.5
数々の決定機に顔を出すものの、枠内シュートはわずかに1。試合をこなしながらのコンディション回復になるかもしれないが、大会期間中に間に合うかは怪しい。
■No.11 カプデビラ 【LB】 6.5
攻撃参加は数えら得るほどであったが、守備面で安定したパフォーマンスを披露。何故、スペイン代表において彼が不動の地位を築いているのかを理解できた者も多かっただろう。
■No.14 X・アロンソ 【CH/DH】 5.5
多彩なキックとレンジの広さでパスを散らしていたが、ボールを回すだけではゴールは奪えない。格下のホンジュラス相手であれば、もっと前に出ていけたはずだ。
■No.15 S・ラモス 【RB】 6.0
1節に引き続き、恵まれたフィジカルを攻守両面で発揮した。初戦に比べて、ミスの数も減っており、調子も上向きか。
■No.16 S・ブスケツ 【DH/CH】 6.0
序盤戦は大人しいプレイに傾倒。試合が進むにつれて積極的なプレイが増加し、柔らかいボールテクニックでバイタルエリアでチャンスを作るシーンも。起用法を再考する必要あり。
■No.22 J・ナバス 6.0
ゴールシーンを創出したが、その一方で数々の決定機を潰したことも忘れてはならない。テクニックやスピードは図抜けているが、もろ刃の剣であると言わざるを得ない。
(途中出場)
■No.10 C・ファブレガス 【CH/OH】 5.5
66分からチャビに代わって出場。前任者よりも勝る飛び出しのセンスは見せたが、逆にパスワークは劣っていた。スタメンを奪うにはまだまだ物足りない。
■No.13 マタ 【LH】 5.5
70分からF・トーレスに代わって出場。ピッチを広く使い、ドリブルワークやシュートチャレンジで前線の活性化を試みた。先発から使ってもいいはずだが・・・。
■No.17 アルベロア 【RB】 -
77分からS・ラモスに代わって出場。