死のグループ突破のためにできれば大量点を奪って勝ちたいポルトガルが、その狙い通りの大勝を収めた一戦。一方の北朝鮮にとっては前回対戦した66年大会に続く屈辱の敗戦となった。下記は、北朝鮮戦でのポルトガル代表の出場選手を個別に評価したものである。
■No.1 エドゥアルド 【GK】 5.5
前半は何度かシュートを受けたものの、それほど彼が仕事をしなければならないような場面にはならなかった。
■No.2 ブルーノ・アウヴェス 【CB】 5.5
リスクを冒さずカルヴァーリョをサポート。
■No.6 リカルド・カルヴァーリョ 【CB】 6.0
やや危ない場面はあったが、チョン・テセと正対してほぼ封印。危険なプレーも少し見られ、テセの消極性に助けられた感もあるが…。
■No.7 クリスティアーノ・ロナウド 【LW】 4.0
ドリブルはスペースに向かうことが多く、自ら選択肢を狭めた上にエゴイスティックなシュートを放つ。人に正対すれば無駄なフェイントでボールを失い、守備もしていない。相手が悪かったから結果が出ただけだ。明らかに調子が戻っていない上にナルシスティック。そんな彼が果たしてチームに貢献しているのだろうか?
■No.8 ペドロ・メンデス 【DH】 5.5
前半はそこそこ地味なプレーで貢献。後半はサイドからの高速カウンターばかりだったので活躍の機会があまりなかったが、豊富な運動量を生かして常に守備に穴を空けず。
■No.11 シモン 【RW】 5.0
少なくともロナウドよりは貢献しており、エゴイスティックなプレーも少ない。決定的なプレーも少なかったが、良いポジションを取って試合を決める2点目をゲット。
■No.13 ミゲウ 【RB】 6.0
北朝鮮が彼をほとんどマークしなかったため、守備に追われることもなく、自由にプレーすることができた。サイドからのカウンターでの大量得点には彼も密かに絡んでいる。
■No.16 ラウール・メイレレス 【CH】 7.0
先制点の飛び出しは、ティアゴが持っている間に出来たスペースを見つけて思い切りよく動いた。それ以外にもバランス良く攻守に貢献し、多くのチャンスに絡んだ。
■No.18 ウーゴ・アウメイダ 【FT】 5.0
点は取ったがプレー機会は少なかった。ディフェンスを引きつける囮としてはそれなりに役には立っていたが。
■No.19 ティアゴ 【CH】 6.5
先制点のアシスト、2得点、そしてチーム2番の運動量。メイレレスとともにこの試合の主導権を手にさせてくれた選手といえよう。
■No.23 ファビオ・コエントロン 【LB】 7.0
押された序盤も守備でやられることはなく、後半に訪れたオーバーラップのチャンスを須く決定機に繋げた。先日は自分を抑えていたが、今日は自分の良さを存分に出せた試合である。
(途中出場)
■No.14 ミゲウ・ヴェローゾ 【CH】 5.5
大量リードの後に出場し、試合を終わらせることだけでなくチャンスにも絡んだ。
■No.5 ドゥダ 【RW】 5.0
おそらく守備のために投入されたのだろう。まさしくそれしかしていなかった。
■No.9 リエヂソン 【FT】 5.0
少ない出場時間だが1得点をゲット。ごっつぁんゴールだったが、調子を上げる切っ掛けになったのではないか。