下記は、アルゼンチン戦に出場した、メキシコ代表の選手を個別に評価したものである。
■No.1 オスカル・ペレス 【GK】 4.5
先制点を許す直前の飛び出しで確実にキャッチ出来ていれば、誤審のゴールを与えずに済んでいただろう。テベスの3点目も準備が悪かったが、終盤のメッシのミドルシュートはよく防いだ。
■No.2 フランシスコ・ロドリゲス 【CB】 5.5
守備面で目立ったミスはなかったが、マイボールを失う場面があった。
■No.3 カルロス・サルシド 【LB】 6.5
高地やボールの特性を活かし、無回転を意識したミドル・ロングシュートでたびたびアルゼンチンゴールを脅かした。
■No.4 ラファエル・マルケス 【DH】 6.5
スタートはボランチ、途中からセンターバックへ回り、バルセロナの同僚メッシを抑えながら、展開力のあるパスを見せた。
■No.5 リカルド・オソリオ 【CB】 3.0
誤審となる先制ゴールの直前でテベスに裏を取られ、よもやのボールコントロールミスから追加点を許すなど安定感を欠いた。
■No.6 ヘラルド・トラド 【DH】 5.5
経験豊富なベテランらしく誤審にもめげず、地味ながら中盤で献身的に働いた。
■No.8 ハビエル・エルナンデス 【FT】 6.5
これまでなかなか調子が上がらない試合が続いていたが、この日は序盤から鋭い動きと積極性を見せ、一瞬のスピードでDF(デミケリス)を引き離して左足で豪快にネットを揺らした。
■No.9 エフライン・フアレス 【RB】 5.0
右サイドバックで先発して後半途中にボランチへ回り、気迫の籠ったプレーをしたが空回り。
■No.13 ジオバニ・ドス・サントス 【RH】 5.5
前線で幅広く動き、体はキレていたが、決定的な仕事までいたらず。
■No.17 アンドレス・グアルダード 【LH】 5.5
ようやく本職左サイドでのプレー機会を与えら、アグレッシブな動きを見せたがまたも途中交代と、監督との不仲も噂されるなか不完全燃焼の大会となった。序盤の僅かに外へ流れたシュートが決まっていれば彼自身も試合も全く別の結末を迎えていたかもしれない。
■No.19 アドルフォ・バウティスタ 【OH】 5.5
【23番手】的な扱いでここまで出場は無かったが、まさかの大抜擢。エルナンデスの後方、マスケラーノの1ボランチの間のスペースで上手くボールを受けるなど出来は決して悪くなかったが、不運な2点ビハインドの展開のため前半で退いた。
(途中出場)
■No.22 パブロ・バレラ 【LH】 6.5
今大会はスーパーサブとして印象的なプレーを何度も見せていたが、この試合でもドリブルで1人、2人と鮮やかに交わすなど一皮剥けたプレーを披露。欧州行きも時間の問題か。
■No.9 ギジェルモ・フランコ 【FT】 5.0
祖国との対戦。ポストプレーを確実にこなしたが見せ場なし。