10月3日に行われたイタリア・デルビーはスコアレスドローに終わったが、両チームはクオリティの高いゲーム内容だった。

ピッチの各所で激しいマッチアップが繰り広げられる中、前半の31分にビアビアニーは負傷退場。代わってミリートが投入されたが、この交代でエトーがより自由を得た。彼のドリブル突破はこの日も切れ味抜群で、キエッリーニ、ボヌッチといったイタリア代表DFを揃えるユヴェントス守備陣も彼には悪戦苦闘。

これに対処するためユヴェントスのデル・ネーリ監督は、後半の頭から右サイドバックにマルコ・モッタを投入。グリゲラを左へ回し守備の安定を図った。

一方の攻撃面では、右サイドのクラシッチが好パフォーマンスを見せる。ドリブル突破からのクロスで何度もチャンスを作ったが、中で合わせる選手が決め切れず得点を挙げるには至らなかった。これまで失点の多かったユヴェントス守備陣も最後の所でストラーリの好セーブもありゼロ封。アウェイで王者インテルを相手にこの試合結果はユヴェントスの選手達に大きな自信を与えただろう。

またインテルはローマ、ブレーメン、ユヴェントスと続いた3連戦を考えれば最低限の結果を挙げた格好だ。

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