マンチェスター・ユナイテッドはトッテナムの2選手の獲得狙っていると報じられている。ターゲットはガレス・ベイルとラファエル・ファン・デル・ファールトの2名。ユナイテッドが準備しているのは6000万ポンドと言われている。サー・アレックス・ファーガソン監督はトッテナムがCL出場権の得られるトップ4でフィニッシュできなかった場合、両選手の獲得に全力を注ぐ意向だ。
ファーガソンはトッテナムのスター選手である2人を暫く見守ってきたが、彼らをチームに加える事で現在のチームに欠けているクオリティを補う事ができると考えているようだ。ファン・デル・ファールトには中盤の点が取れる選手として、ベイルには来季で引退が濃厚なライアン・ギグスの後継者として期待しているという。
レアル・マドリーに所属していたファン・デル・ファールトは、昨夏800万ポンドというバーゲン価格でトッテナムに加入しており、プレミアリーグで12ゴール、8アシストを記録。ファーガソン監督はダレン・フレッチャー、アンデルソン、ポール・スコールズ、マイケル・キャリックの得点力に満足しておらず、オランダ代表のクリエイティブな左利きをチームに加えたいと考えている。
そして、ベイルはやはりギグスの後継者としての獲得したい気持ちが強いようだ。ウェールズ史上最高の選手であるギグスは37歳となった今でも決定的な存在だが、来季終了後の引退が濃厚である。ギグスの後継者探しはこれまでも行われてきたが、ベイル以上の適任者はいないと言って良いだろう。
プレミアリーグで首位に立ち、CL決勝も目前に迫っているユナイテッドだが、チームはこの夏大きな変革を迎えるようだ。マイケル・オーウェンやオーウェン・ハーグリーヴスとは契約を延長せず、ジョニー・エヴァンス、ダロン・ギブソン、ダニー・ウェルベック、フェデリコ・マケダなどはローン移籍や売却の可能性が伝えられている。今夏のユナイテッドの動きは見逃せないだろう。
(筆:Qoly編集部 N)
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ