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11月27日、アジア各地で2012年ロンドンオリンピック予選第3節が開催された。予選突破が現実的に可能であると評判であったUAE代表は、ホームでイラクに0-2と敗戦。3試合を戦って2分1敗で勝ち点2。首位どこかグループ2位の座も危うい状況となった。

ホームでの試合とあって積極的に仕掛けたのはUAE。しかし20分、左サイドのモハメド・ファイェズが裏を取られてクロスを許すと、稚拙な守備の隙を突かれて失点してしまう。得点を取り返そうと反撃を試みるも、この試合先発したアル・マブフートとアハメド・ハリルがイラクのマークに捕まり、活躍できず。

そして76分、さらに前掛かりになったUAEの守備はカウンターを受けて脆くも崩れた。左サイドの裏に大きく空いたスペースをアムジェド・ラディに破られ、折り返しをサバフ・アル・フレイシにたたき込まれて万事休す。

現在のUAE U-22代表は、いわゆる「黄金世代」である。かつてはU-18アジア選手権を制した経験もあり、昨年には広州アジア大会で決勝に進出。日本と激闘の末敗れたものの、準優勝に輝いた。

メンバーもエースストライカーのアハメド・ハリルを始め、アジアカップでレギュラーを務めたアメル・アブドゥラフマン、最終ラインのハムダン・アル・カマリ、モハメド・ファイェズなどA代表の常連が名を連ねている。

まさかの苦戦に監督を務めるマフディ・アリは不運を嘆いた。

「非常に困難になった。しかしゼロになったわけではない。我々はまだ3試合残している。要するに9ポイントをね。その全てを手に入れることを狙って、最後まで戦う。私は10ポイントあれば突破できると信じている」

「我々はいつも良い戦いをしている。ただ運が無かった。早い時間帯の失点は重く、難しい試合になった。点を取り返そうと3-2-3-2に変更したが、最後まで結果は出なかった」

「三試合を戦って1得点も出来ていない。恥ずべき結果だね。我々は4ヶ月後にイラクで次のゲームを戦うことになる。新しい選手を加え、新しいトレーニングをし、問題点を解決したいと思う」

(筆:Qoly編集部 K)

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